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倉庫の解体にかかる費用の相場は?解体の手順も併せて解説します!

2022年08月22日お役立ちコラム

戸建ての住宅やオフィスにある倉庫は、使用しないと邪魔になってしまうこともあるでしょう。
しかし、倉庫の解体というと「難しそう」「費用がかかりそう」といったイメージがある方も多いと思います。

この記事では、倉庫を解体する手順や倉庫解体費用を決めるポイント、倉庫解体の費用相場、費用の節約方法について分かりやすく解説していきます。
この記事を読んでいただくと、倉庫は自分で解体可能かどうかも知ることができますよ。

倉庫の解体にかかる費用の相場は?解体の手順も併せて解説します!

倉庫を解体する手順は?

倉庫の解体は、手順を誤ると「屋根が崩れる」あるいは「倉庫ごと倒壊する」という恐れがあります。
作業する人の安全を確保するためにも、手順はしっかり守るようにしましょう。

倉庫を解体する時は、最初に屋根を外し、次にドア、壁、柱(ある場合)、床というように、上から下に解体していくのが基本です。
解体作業が終わったら、倉庫の材質によりますが、木材や金属、鉄くずなどの廃材を処分します。

倉庫解体費用を決める5つのポイントとは?

倉庫の解体費用は、倉庫の設置状況や種類、大きさなどさまざまな条件に左右されます。
ここでは、倉庫解体費用を決める5つのポイントをご紹介します。

倉庫の状態

倉庫の状態により、解体作業の難易度が異なります。
一般的に、倉庫が古ければ古いほど状態が悪く、作業に手間がかかるため、その分料金が高くなる傾向にあります。
例えば、雨風でビスやボルトが錆びている場合や柱が傾いている場合などです。

また、倉庫の設置場所も費用に影響することがあります。
戸建ての庭などではなくベランダや屋上など高所にある場合は、費用が高つきます。

材質や大きさ

倉庫の大きさが大きいほど、また木造よりも鉄骨の方が解体作業に時間がかかるため、費用が高くなりやすいです。
業者に依頼する前に、倉庫の大きさ(幅×奥行×高さ)を確認しておきましょう。

土台の有無

倉庫を設置する際に、地面の中に土台を作ったかどうかも費用に影響します。
スチール製など簡易的なものであれば問題ありませんが、プレハブや木造の場合、コンクリートなどの強固な土台を設けていることが多いです。
ハンマーで破壊する作業を伴うと、その分料金がかかります。

残置物の量

倉庫の中に残置物が大量にあると作業に支障があるため、残置物の撤去が必要です。
倉庫内の不用品は倉庫の解体作業を行う前に処分しておきましょう。
そうすることで、余分な費用も節約できます。

養生シートの有無

建物の解体では、騒音や振動、粉塵の飛散などを防止するために養生を行います。
大きなサイズの倉庫の場合、養生シートを設置するためその分費用がかかります。
※養生を必要としない場合もあります。

倉庫の解体にかかる費用の相場は?

倉庫の解体にかかる費用は、上記の5つのポイントで算出されます。
中でも倉庫の材質と大きさが重要となるため、この2点が分かればおおよその費用が出せるでしょう。

倉庫の材質と大きさで坪単価あたりの相場を比較してみます。

倉庫の材質 費用の相場(坪単価)
木造(物置含む) 15,000~25,000円
鉄骨 20,000~30,000円
プレハブ小屋 20,000~30,000円

上記はあくまでも倉庫の解体にかかる費用の目安です。
業者によって金額は変わります。
もちろん、材質や大きさ以外のポイントによっても変動する可能性があります。

倉庫解体費用の節約方法とは?

倉庫の解体費用を少しでも抑えるには、どうしたらよいでしょうか。
ここでは、倉庫解体費用の節約方法をご紹介します。

無料回収や売却を検討する

建ててから日が浅く、状態が良い倉庫は無料回収や買取してもらえる可能性があります。
特に、鉄骨倉庫は需要が高いため査定で有利でしょう。
不用品回収業者やリサイクルショップで無料回収や売却できないか問い合わせてみると良いです。

複数の業者から見積もりを取る

倉庫解体費用には相場がありますが、業者によって大幅に差が生じることも珍しくありません。
回収自体は無料でも、高額な運搬費や処分費などを請求されるケースもあります。
1社の見積もりで納得せず、複数の業者から見積もりを取るようにしてください。

価格の安さだけで比較せず、「不要な作業はないか」「撤去作業も含まれるか」など、見積もりの内訳もしっかり確認しましょう。

自治体の助成金制度を利用する

自治体の中には、倉庫解体に際する助成金制度を設けているところがあります。
税金を支払っていること、倉庫が老朽化していないことなど条件はありますが、制度が利用できる場合は窓口に問い合わせてみましょう。

倉庫の解体は自分でできる?

倉庫の解体は建物の解体に比べて難易度が低いため、自分で行うことは可能です。
しかし、作業にあたり、安全を確保するために作業着やヘルメット、軍手の装着は必須です。
バールやレンチ、ハンマー、はつり機、チェーンソーなどの工具も揃えなければなりません。

また、解体作業で道路を使用する場合、管轄となる警察署長への道路使用許可の申請が必要です。
倉庫の延べ床面積が80㎡以上ある場合は、工事の7日前までに建設リサイクル法の届け出を各自治体に出しましょう。
作業の前に近隣住民への挨拶をしておくことも忘れないでください。

解体作業が終わったら、清掃や整地、害獣や害虫の駆除、廃棄物の処理なども行います。
倉庫の解体は解体作業以外にもやることが多いため、プロに任せた方が安全です。

まとめ

今回は、倉庫を解体する手順や倉庫の解体にかかる費用の相場について解説しました。

倉庫の解体は自分でもできますが、工具を揃え、届け出や挨拶回りを行い、解体作業後の清掃や廃棄物処理などを行う必要があり、非常に手間がかかります。
解体作業に慣れていない方や自信のない方は、専門業者に依頼することをおすすめします。

倉庫などの解体工事をご検討の方は、株式会社松ダイナミックにご相談ください。

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