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【家の解体費用】50坪の相場を詳しく紹介!内訳や安く抑えるコツ

2022年12月21日お役立ちコラム

家を解体する際、どのくらい費用がかかるのか心配になる方も少なくないでしょう。
家の解体費用は、家の構造や坪数のほか、解体に関係する仕事内容によって変わってきます。

本記事では、50坪の家を解体する際の費用相場や内訳を詳しく解説しつつ、価格を抑えるコツも紹介します。
50坪の家の解体を検討している方は、ぜひご覧ください。

【家の解体費用】50坪の相場を詳しく紹介!内訳や安く抑えるコツ

 

50坪の家を解体する際の費用相場は?内訳も含めて解説

家の解体費用は、坪数が同じでも構造や素材によって相場が変わってきます。
また、解体費用は家を解体する工事にかかるものだけではありません。

何にどのくらい費用がかかるのか併せて確認しておくと、費用が予想以上の高額になりにくく安心です。
以下では構造ごとに、50坪の家を解体する際の費用相場を紹介します。

構造別の費用相場

50坪の家を解体する場合の費用相場は、以下のとおりです。

家の構造 50坪あたりの解体費用
    木造 約150~200万円
    鉄骨造 約200~300万円
    RC造(鉄筋コンクリート造) 約250~400万円

木造住宅が最も相場が安くなっています。
鉄骨造やRC造は基礎や躯体(骨組み)がしっかりしているため、解体には重機と人手が必要になります。
そのため、工事の手間が増えて費用も高額になりがちです。

また、基本的に費用は「坪単価×坪数」で計算するため、坪単価が異なれば当然費用も変動します。
坪単価は家の構造だけでなく地域によっても差があるため、上述した相場は目安としてご覧ください。

解体費用の内訳

解体工事の費用とはいえ、含まれる項目は一つではありません。
主な内訳は以下のとおりです。

● 仮設工事費
● 解体工事費
● 廃棄物の処理費
● 整地費
● 諸経費

仮設工事費とは、解体工事を行う際に必要な足場を組んだり、防音シートを張ったりする際にかかる費用です。
工事音に対する苦情が発生する可能性があるので、しっかりと対策を取ってくれる業者が安心でしょう。

解体工事費とは、家を解体するのに必要な重機の運送費が含まれます。
長距離の移動が必要になると費用が高くなりがちです。

家を解体した際に発生した廃棄物やゴミは、処分するにも費用がかかります。
廃棄にかかる費用は解体費用の中でも大きな割合を占めるといわれるほどです。

また家を解体したあとは、土地を再利用しやすくするために整地を行います。
程度によって費用が変わるため、解体後は土地をどうするのか考えて決めていきましょう。

これら以外にも、解体工事に必要な手続きや書類作成にかかる諸経費も必要になります。
簡単な手続きは自分で行えば、費用を抑えられるでしょう。

解体以外にかかる費用

家を解体する工事以外にも、次のような費用がかかります。

● 付帯工事費用
● 埋設物の撤去・廃棄の費用
● アスベストの除去費用

付帯工事費用は、建物以外の設備を撤去するのにかかる料金です。
主に樹木や庭石、ブロック塀などが含まれます。

埋設物の撤去・廃棄の費用は、解体工事中に地中に埋まっているものを発見した際の撤去費用です。
井戸や浄化槽などが含まれ、撤去に十数万円かかるケースもあります。

なおアスベスト(石綿)には、発がん性物質が含まれています。
法律に基づいて解体・処分しなければ危険があるため、別途費用が必要です。

50坪の家を解体する費用を抑える5つのコツ

解体に費用がかかるのは仕方がありませんが、できるだけ安く抑えたいですよね?
そこでこちらでは、家の解体費用を抑える5つのコツを解説します。

1. 家や庭の片づけを自分で行う
2. 手続きを自分で行う
3. 補助金を利用する
4. 業者の繁忙期を避ける
5. 複数の業者から相見積もりを取る

それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。

1.家や庭の片づけを自分で行う

家の解体以外に、樹木や庭石、屋内の不用品の処分にも費用が必要になります。
これらの処分をできるだけ自分で行えば、業者に依頼する必要がなくなるため費用削減につながります。

自家用車があるのなら、粗大ゴミを地域のゴミ処理場に持ち込めば安く処分できるでしょう。
また、種類によっては生活ゴミとしての処分も可能です。

2.手続きを自分で行う

家を解体する場合「建物滅失登記」の手続きが必要です。
業者に頼むと費用がかかるので、自分で手続きをしましょう。
必要な書類を揃えて法務局の窓口に提出すればよいので、それほど複雑な手続きではありません。

手続きをするためには、以下の3つの書類を解体業者から受け取ってください。

● 建物滅失証明書
● 業印鑑証明
● 解体業者証明書

事前に書類が必要だと伝え、用意しておいてもらいましょう。

3.補助金を利用する

自治体によっては、家の解体にかかる費用の一部を助成する制度を設けています。
名称は自治体によって変わるケースがありますが、主に次のような補助金です。

● 老朽危険家屋解体工事補助金
● 危険廃屋解体撤去補助金
● 木造住宅解体工事費補助事業

詳細は自治体によって異なるので、ホームページなどを確認してみましょう。

4.業者の繁忙期を避ける

重機の需要が高くなり、リース代も高くなる傾向にある繁忙期は、依頼を避けるようにしましょう。
解体業者が人手不足になるため、人件費も高くなります。
また、処理する廃材の量が増えるため、処理場でも人手が必要になります。

解体業者の繁忙期は12月~3月といわれ、特に2月・3月は解体工事を受注しない業者も出るほどです。

5.複数の業者から相見積もりを取る

解体費用は複数の業者から相見積もりを取ると安く抑えられるかもしれません。
業者によって利益率や、重機の所有の有無によってリース代が変わります。
費用を抑えるためには、複数の見積もりを見比べてください。

また、工事の内容が詳しく書かれているかどうかもチェックしましょう。
見積もりにどこまで含まれているのかがわからないと、追加工事が必要になった場合にトラブルにつながる可能性があります。

まとめ

50坪の家を解体する際の費用相場を紹介しましたが、実際にかかる費用は解体の時期や家の状態によって変わってきます。

また、片づけや登録を自分で行ったり、見積もりを比較したりすると、費用を抑えられるでしょう。

面倒に感じるかもしれませんが、家を解体するとなると多くのお金が必要になります。
そのため、少しでも節約できるように計画的に動きましょう。

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