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井戸の解体工事の手順とは?事前に行うことや注意点を解説

2023年04月15日お役立ちコラム

「使用していない井戸を解体したいけれど、埋めてよいのか不安」
「工事を頼むにしても業者はどうやって選べばよいの?」

井戸は地中深く掘られているため解体には専門知識が必要です。
正しい方法で解体しないと、地盤や水質に影響を及ぼす可能性もあります。

神が宿る場所として考えられていたため、解体するのに慎重になる方もいるでしょう。

今回は井戸を解体する手順を紹介します。
業者に依頼したいと考えている方は、最後までご覧ください。

井戸の解体工事の手順とは?事前に行うことや注意点を解説

井戸を解体するのに必要な5つの手順とは

「井戸を解体する際の手順を知りたい」
「井戸の種類によって、解体方法が違うって本当?」

そう疑問に思っている方も、きっといるでしょう。
中には、お祓いをしっかりして神様を沈めてから埋め立て工事を行いたいと考えている方もいるかもしれません。

井戸は打ち込み井戸、堀井戸、ボーリング井戸など複数の種類に分かれます。
種類・水量や水質・深さにより手順や費用は変動するため、何度も確認を繰り返ししなければなりません。

地域ごとの風習などにより解体作業を始める前に、神社に依頼して事前にお祓いを行う場合もあります。
ここでは、井戸を解体するにあたって必要な手順を5つに分けて紹介します。

その1:お祓いを行う

井戸は日本では古来より神聖なものとして考えられており、水の神様が宿るともいわれてきました。
綺麗な水は貴重なものだったため、大切にする風習が生まれたと考えられます。

お祓いは別名、魂抜きと呼ばれており各地の風習により行う地域もあります。
お祓いおよび魂抜きは、解体業者が神社に依頼して執り行うケースが多いです。

その2:井戸に残っている水やゴミを撤去する

井戸は地中深く掘り進められているため、底部に水が残っている場合があります。
長年使用してきたものには雨風にさらされてきたため、ゴミが蓄積している可能性も高いです。

残っている水やゴミは、解体工事を始める前に撤去しておきましょう。
そのあとの工事をうまく進めやすくなります。

その3:息抜きを行う

井戸の解体では「息抜き」という言葉を聞く機会もあるでしょう。
「言葉は知っているけれど、どんな作業なのか知らない」
そう感じている方もいるかもしれません。

実はこの行為には、井戸に宿る水の神様の通り道を作る目的があります。

さらに、息抜きは溜まった水やガスを外に放出する実用的な役割も果たします。
井戸の中に残っている水やガスを外に出し、土地をしっかり乾燥させて地盤を安定させるために必要な作業です。

この工程を行わず解体をし、その上に建物を建ててしまうと、地盤が緩み沈下するため危険です。
必ず水やガスをしっかり抜いてから、井戸の埋め戻しを進めるようにしましょう。

その4:埋設物が無いかを確認して埋め戻す

息抜きを行う段階では、井戸の内部に水やゴミ、そのほかの埋設物がないかも確認します。
埋設物がない状態で作業が終了したら、埋め戻しを行いましょう。
埋める際に使用する材料は、底辺部と上部で適した材料が異なります。

・底辺部:砂利や砕石で埋める
・上の部分:雨水が入らないように土で埋める

井戸の場所で埋め戻しに使用する素材は変える必要があるため、注意してください。

「埋め戻しの素材にどれを選べばいいのかわからない……」
そんな悩みがある方でも、業者に依頼をすれば安心です。
適切な埋め戻しの材料を選び、適切に埋め戻しをしてくれます。

その5:整地する

埋め戻しまで終了したら、土地を整える整地を行います。

その際、息抜きで使用したパイプは刺したままにしておきましょう。
その土地に新しく建物を建てる際に、井戸があった場所を示す目印にするためです。

井戸の解体で必要な費用相場とは?

解体するのに必要な費用は、井戸の種類により異なります。
単体で埋める費用はおおよそ3〜10万円程です。
さらにお祓いを追加する場合は、3万円ほどかかります。

そのほか、埋め立てする際に使用するものにも、以下の費用がかかります。

工事種類 費用
再生砂 2万5,000円
井戸側(ガワ)撤去処分 1万円
水抜き 1万円
息抜きパイプ(塩ビパイプ) 5,000円

建物と一緒に解体する場合の費用は3〜5万円が相場です。

井戸を解体するときに注意すること3つ

井戸の解体および埋め戻しは、水質保全や地盤を安定させるなど注意しなければならない点が多いのが特徴です。
解体するときの注意点として以下の3つをご紹介します。

・水質を保全する意識をもつ
・周辺の建造物や埋設物がないのかを確認する
・専門業者に依頼する

それぞれ見ていきましょう。

その1:水質を保全する意識をもつ

埋め戻しで気をつけるポイントは、水質を保つ配慮です。
パイプ内の水やガスを撤去するために行う息抜きは、水質を保つためにも必要です。

井戸の内部に汚染物質が残ってしまうと、地下水に脈々と汚染が広がるため注意しなければなりません。

その2:周辺の建造物や埋設物がないのかを確認する

解体する周辺の土地に建造物や埋設物がないかは、事前にチェックしましょう。
解体時に見つかってしまうと、解体費用が大幅に値上がりしてしまいます。

井戸と一緒に解体してしまい、地盤が緩むなどの影響が出てしまうリスクもあり危険です。

その3:専門業者に依頼する

井戸の解体や埋め戻しには、お祓いや息抜き、地下の埋設物の有無の確認など専門的な知識が必要です。

狭い場所での作業のため、より高い専門性を求められます。
内部に含まれる水やガスを抜く息抜きなど限られた場所で、水質保全に努めながら作業するのは専門知識がないと難しいでしょう。

井戸の解体は専門の解体業者に依頼したほうが安心できます。

まとめ

井戸を解体するにあたり必要な手順と費用相場、注意点について紹介しました。
お祓いや息抜きといった普段では聞き慣れない内容もあるでしょう。

古くから綺麗な水を溜めて利用できる場所は貴重なため、神が宿るのではないかとも考えられてきたためです。

しかし現在は、井戸を使う機会は少なくそのまま放置されているものもあります。
解体する必要があるものは専門業者に依頼して安全に解体作業を進めましょう。

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