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家の解体費用はどうやって決まる?30坪の家の場合はいくらになるのか

2022年06月25日お役立ちコラム

家の建て替えを検討している方や、すでに不要になった持ち家がある方は、解体費用がいくらかかるのか気になるのではないでしょうか。
解体には高額な費用がかかる、ということは知っていても、実際にいくらかかるのか分からないと解体工事に踏み出せないかもしれません。

ここでは、ファミリータイプの戸建てに多い、30坪の家の解体費用や安く済ませる方法について紹介していきます。

家の解体費用はどうやって決まる?30坪の家の場合はいくらになるのか

解体費用はどうやって決まる?

解体費用の相場を知る前に、どのように決まるのかを知っておくことも重要です。
その理由は、見積もりをもらった際に内訳をチェックできるからです。
例えば、複数の業者の見積もりをもらった場合、内訳にずれがあると比較できません。

どのように決まるかが分かっていれば、おかしい部分を指摘できるのでチェックしておきましょう。

立地条件

同じ工事内容でも、立地条件によって作業が異なります。
例えば、30坪であってもトラックや重機が入る広いスペースがあれば、機械で作業ができます。

しかし、駐車スペースがなかったり、重機が入れなかったりすると手作業で解体するため、重機で作業ができる解体工事よりも費用が高額になってしまうのです。

建物の構造と面積

費用の土台となるのは構造です。当然ですが木造と鉄筋コンクリート造では解体のやりやすさが全く違うので、価格は大きく変わります。
また、解体費用は坪単価で計算されるので、面積も関係してきます。
つまり、木造で30坪と鉄筋コンクリート造で30坪では費用が全く異なるのです。

アスベスト建材が使われているか

建物にアスベストを含む建材が使われている場合、通常の解体工事ではなく、アスベスト除去の工事が必要になります。
そのため、アスベストの有無も費用に関係しています。

付帯工事の必要性

もし、外構や井戸の解体や浄化槽の撤去なども依頼する場合は「付帯工事」となるため、その分費用が加算されます。

工事が不要であれば、家の解体分だけで見積られます。
「解体」というのは基本的に家のことだけなので、それ以外の解体や撤去を依頼した場合は別途費用がかかることを覚えておきましょう。

30坪の家の解体費用はいくら?

結論から言うと、30坪の家の解体費用は、木造の場合120万円、鉄骨造は180万円、鉄筋コンクリート造は210万円ほどが相場となっています。
解体費用というのは、(坪単価×坪数)+付帯工事費で決まるため、お住まいの地域の坪単価を知ることで、おおよその費用は算出できます。

ただし、前述していますが、構造によっても変わってくるので、ここでは地域・構造ごとの坪単価の目安を紹介します。

地域ごとの坪単価

当然ですが、坪単価は業者によっても違うので、いちがいに「東京はいくら」「栃木はいくら」と断定することはできません。
ただし、目安にできる相場はあるので参考にしてください。

都道府県 木造の坪単価 鉄骨造の坪単価 鉄筋コンクリート造の坪単価
東京都 42,000円 50,000円 60,000円
神奈川県 42,000円 48,000円 60,000円
大阪府 35,000円 37,000円 49,000円
兵庫県 33,000円 38,000円 44,000円
広島県 38,000円 43,000円 47,000円
沖縄県 26,000円 30,000円 30,000円
北海道 24,000円 19,000円 25,000円

このように、坪単価は地域ごとに異なり、中には鉄骨造の方が木造より安かったりすることもありますが、これを目安にお住まいの地域の業者に坪単価を聞いてみても良いでしょう。

解体費用を安く済ませるにはどうすれば良い?

解体費用は、ちょっとした工夫で安くできる可能性があります。
ここでは、その方法を紹介するので参考にしてください。

自社で解体業を行っている業者を選ぶ

解体は、大手ハウスメーカーや工務店にも依頼できますが、その場合は仲介手数料も上乗せされるので高くなってしまいます。
自社で解体業を行っていれば、直接依頼をすることで仲介手数料を払う必要はなくなるので、解体業者を選びましょう。

相見積もりを取る

相見積もりというのは、複数の解体業者から見積もりを取ることです。
相見積もりをすることで、適正価格なのか、無駄な費用が上乗せされていないかを確認したうえで、安い業者を見つけることができます。

ただし、解体費用があまり安すぎると、工事が適当だったり廃材を適切に処分しなかったりすることがあるので注意してください。

補助金が利用できるか調べる

自治体では、家の解体に補助金や助成金の援助制度を設けているところもあります。
利用するには条件がありますし、すべての自治体で行っているわけではありませんが、対象となっていれば費用負担を減らせるので、ホームページなどで調べてみましょう。

解体工事を検討している方は専門業者に相談しよう

解体工事は、安く済ませる方法を実践しても100万近くかかってしまいます。
だからといって、高いまま工事を依頼する必要はありません。
解体工事は、いきなり見積もりを出す業者ではなく、工事の発注に関わらず相談に乗ってくれる業者を選ぶことが重要です。

株式会社松ダイナミックでは、費用の相談も承っているので、30坪に家の解体をご検討の方はぜひ一度ご連絡ください。

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